いよいよ2024年ですね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始はいかがお過ごしでしょうか。
今日は災害のお話です。
元旦に起きた能登半島地震。
私は石川県に仲のいいお友だちがいて、
安否が心配になった年の始まりでした。
瓦礫の下での救出活動は未だ続いていますが、
どうか大切な人たちが無事であることを祈るばかりです。
災害支援で派遣要請が来るのは、
津波警報が解除された3日後からはじまります。
阪神・淡路大震災の際、医療チームの不在によって
医療救援が遅れたことを受け止めて出来たシステム。
今回はどうだろうか…
少し緊張しながら要請を待っています。
身の回りのものを医療器具にする知恵を学び直したり、
トリアージやクラッシュ症候群の対処法、
持ち物等、振り返ってみたりもします。
医療救援者は現場に行けば自己解決型が求められます。
身の安全を守るのも自分自身。
当たり前だけど食事は滞在分持参。
体温を奪われず眠れるように、寝泊まりは寝袋で。
そんなことしてると、せいぜい10日が心身共に限界で。
だから、次の医療者が現地に到着すると同時に、
バトンタッチです。
そうして医療救援は、
人と人との繋がりにより何ヶ月と続けられます。
まだまだ災害支援に携わる医療者は少ないです。
勤務している病院があり、患者さまもいる中で、
各地に飛べる看護師は限られます。
普段勤務している都立病院でさえ私を含めて2名。
これから天変地異の時代とも言われていますが、
益々医療救援に携わる人も増えてくるだろうと思います。
私は災害支援をしていて良かったと思います。
お役に立てることが医療に関わらなくとも、
現地に行けば進んで何でもやります。
掃除も、瓦礫の撤去だって何だって…。
泣いてる人がいたら、背中をさすってあげる。
言葉にならない気持ちを抱えている人がいたら、
ただそばにいて見守る…。
悲しみも痛みも、分かち合う。
「ありがとう」という気持ちをいただいて帰ると、
身体は疲れているにも関わらず、不思議と心は、
来た時よりもはるかに元気をもらって返ってくる。
こんな時代だからこそ、人の温かみに触れ、
改めて大切なことに気づくチャンスなんだと思います。
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年末年始、4年ぶりに主人の実家のある三重へ帰省してました。
ここ数年で、お父さんお母さんにも色々あって、
どうしてるかなと思ってましたが、嬉しそうに迎えてくれました。
久しぶりに飛び交う「三重弁」の嵐。
(ん? 何だって? 早くて全然わからん。)
という時間がしばらく続き、ボーっとしてしまいました。
関西弁と三重弁って、ちょっと違う気がします。
その違いわかりますか?
はじめて三重弁を聞いたのは、
主人とまだ付き合いたての頃でした。
(📱プルル♩)
電話ごしに聞こえてきた主人の兄貴の声が、コレ↓
「誰や?女か」
いや。全然こんなじゃなくて💦
なんていうのかな…
めちゃめちゃ怖かったんです。
「誰ぁるぇやぁァァァ。女なぁかぁァァァァア👹⁉️」
「ギャーーーー( ´Д`)‼️」
って感じで💦
主人にあとから聞いたら、
「兄貴は元暴走族の総長だった」
らしいです…(;゚Д゚)
でもほんと、凄いなーと思ったのが、
今じゃお兄さんも会社を立ち上げて社長になったんです。
いい息子やと思います。
お父さんの喋りは、お兄さんによく似ています。
主人と結婚した頃は「男を台所に立たせるな!!」
みたいなこと言ってくる人だったけど、
今は優しくて丸くなったと思う。
お母さんが入院してから一人になって、
初めて洗濯して、台所に立ったんですって。
初めて米を炊いてみたけれど、もうお手上げで、
近所のおばちゃんに助けを求めたと聞きました。
近所のおばちゃんも優しいんですよ。
お惣菜を作って持ってきてくれたみたいだけど、
お父さんはレンジの使い方も知らなくて💦
アルミホイルを使ったらダメなのに、
パチパチ、火花散らしちゃったらしいです🔥
そんな話を聞いてて、
お父さんもかわいいなぁと思いました。
これまで仕事一本で、一家の大黒柱してて、
朝4時起きで何十年と仕事を頑張ってきだけれど、
一緒に4時起きして、お弁当を作ってくれてたお母さんに、
今じゃ頭が上がらないのも分かる気がします。
ほんとうにお互いに支え合って生きてきたんだと、
色々経験して、この年になって感じてるのかもしれません。
あぁ羨ましい。
私の父さんも生きてたら、
こんな微笑ましい両親をそばで見て、
ホロホロ涙が溢れただろうなと思います。
家族っていいな。
いてくれるだけで幸せだと思うのです。
グリーフケアサロンでは、大切な人を亡くされた方がいらっしゃいます。
寂しさを紛らわす為、年末年始は敢えて仕事を入れた方もいらっしゃいます。
東京に戻ってくる新幹線、旅行バッグを持った沢山の人たちが、
ホームを行き交っていました。
微笑ましい。
この人たちはみんな、
待っていてくれる家族がいるのだろう。
どんなに幸せなことか。
あの日、最期だとわかっていたら…
という声を、私はどれだけ聞いたことだろう。
今、当たり前だと思っている日々は、
決して当たり前ではないのだから、
「今日」というかけがえのない日に、
感謝して、毎日後悔のない日々を生きたいー。
改めて、そう感じたお正月でした。
初詣は三重の能褒野神社へ⛩️
大きな池があって、
たくさんのキレイな鯉が泳いでました🐟
親に呼ばれている子どもが、その場を離れず、
じ〜っと鯉を見ているなと思ったら…
「ねぇパパ〜、この鯉どうしたら食べれるの?」
🐟🐟🐟🐟🐟
思わず笑ってしまいました^^
今年もグリーフケアカフェで、みなさまとお会い出来ます日に、
居心地よくお過ごしいただけるよう、心を込めてご準備して参ります。
写真は母が大切にしている犬のダビンちゃんです。