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グリーフケアカフェ町田

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グリーフの概念「グリーフ」とは、様々な喪失体験と、それに伴う心身の反応をいいます。海外では広く知られている言葉ですが、日本ではまだまだ周知されていません。グリーフの概念をよりたくさんの方に知っていただくことで、互いに思いやりを持てる優しい街になってほしいという願いもあります。こうした思いから、はじめてご参加される方がいらっしゃる会ではグリーフについて少しご説明をしております。
お話会様々な立場の方がいらっしゃいますが、ここでは全員が対等な立場であることを大切に、ニックネームで呼び合います。お互いに呼んでほしい居心地の良いニックネームを設定いただきます。基本的に話したいときに話し、話したくないときは話さず他の方のお話を聞いていることが出来ます。また、安全安心にお話いただくために、基本ルールを設けています。参加されるみなさまにとって、居心地の良い時間になるように心がけています。
セルフケアワークご自身の心と身体を癒すための簡単なセルフケアワークを行います。ご自宅に帰ったあとも、心が揺れたとき、疲れたときに、ご自身でセルフケアをすることが出来るようになります。
体験ワーク命をテーマにした様々なワークを、毎回ご準備しています。
その他年齢や状況に応じたグリーフへの関わり方についてのお話や、グリーフケアに関わるエピソードのお話、絵本やポエムのご紹介なども行っています。
開催日毎月1回開催
開催時間13:30〜16:00頃
※ ご参加の人数により終了時刻が30分ほどオーバーすることがございます。予めご了承くださいますようお願い致します。
参加費お一人1,000〜1,500円(当日払い)

ご参加された方からのお言葉

こんなに自分の話を大切に聞いてくださった経験は、生まれてはじめてでした。自分が大切にされていることを感じて、受け止めてもらえたことがほんとうに嬉しかったです。自分の抱えるグリーフの話から、自分自身の過去まで遡り、昔抱えた心の傷を癒してもらえた気持ちになりました。(さえちゃん)

もっと早くに知っていたら、こんなに長く苦しむことはなかったかもしれないと思いました。もしかしたら亡くなった主人が、私の苦しんでいる姿に耐えかねて、ここに連れて来てくれたのかもしれないと思いました。参加させていただけてほんとうに良かったです。周りの友人にもすすめてみました。また伺います。(ゆかっち)

命の体験ワーク。今まで考えたことのなかった「自分自身の死」と向き合う時間になり、とても貴重な経験でした。死を前にした時、自分が大切だと思っていたものが、実はそれほど重要なことではなかったと気づかされました。ほんとうに大切なものに気づけた時間でした。今は亡き私の両親も、こうして死を前にして何を想っていたのかを気づかされました。両親に愛されてきた自分自身を大切にしたいと思います。(れいちゃん)

とりとめもなく溢れてくる思いをたくさん聞いていただきました。いっぱい話をして、私は母にたくさんの「ありがとう」を伝えたかったんだと気づきました。悲しみに溢れていた心が、今は温かく感じられます。(マリンちゃん)

何を話せばいいのかと、最初は緊張して参加しましたが、その場の空気感に安心して、参加されている方の話を聞いているうちに、涙が自然と溢れたり、気づいたら私自身もたくさん話していました。何よりも、いっちゃんとゆうさん(スタッフ)の、みんなを包み込んでくれるような進め方が、たくさんの癒しと安らぎをくれました。(のんちゃん)

最後の瞬間を看取れなかった父の話をしたとき、ほんとうの看取りとは、これまで父のことを想って、たくさんの葛藤や苦しみの中で、一緒に生きて、苦しんできた時間、泣いて笑って、ずっとずっと歩んで来た一瞬一瞬のすべてが、大切なお看取りという話を聞いたとき、涙が止まりませんでした。救われたような気持ちになりました。(かなさん)

グリーフという概念が、これほど深いものだと知りませんでした。知らず知らずのうちにたくさんのグリーフを抱えて生きていたんだと知りました。それに、世の中では悩みや苦しみの解決策を提示されても、心に抱えた悲しみを受け止めてもらえたり、癒したりする場がないというのが、ほんとうにそうだと思いました。そんな場がここにあるよって、もっとたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。(みっちゃん)

Staff

元原 泉(もとはら いづみ)

看護師(普段は緩和ケア病棟勤務。年に数回、紛争地や被災地における医療救援、心のケアを兼務)、iER国際緊急救援、災害支援ナース、遺体感染管理士、グリーフ専門士、食品衛生責任者、着物着付師範、『妊娠・産後にまつわる悩み・中絶による悩み・苦しみや哀しみに寄り添う〜いのちのゆかり相談室 桜新町』代表

はじめて死に向き合ったのは、子どもの頃に経験した父親の事故死でした。それを機に、子ども心に自分や自分に関わる大切な人たちのたくさんのグリーフを感じてきました。大人になり、我が子の死を経験してからは、長く哀しみに浸る日々でしたが、そんな私に命の在り方や生きる希望を与えてくれたのは患者様たちでした。今は亡き患者様たちが教えてくれた、“人はなぜ生まれ、なぜ生きて、死んでいくのか ー。” それは、グリーフを抱えるすべての人に、癒しと安らぎを与えてくれる、命のバトンだと思っております。
看護師歴20年以上、これまで1,000人以上の患者さまをお看取りしてきた現役緩和ケア病棟看護師が、グリーフケアカフェのファシリテーターを務めます。

元原 佳紀(もとはら よしのり)

グリーフ専門士、相談窓口ボランティア

「グリーフ」は、死別が伴う深い哀しみだけでなく、例えばケガや病気などで、自分の能力を発揮できなくなることで夢や目標を失ったり、希望を失ったりする喪失体験により、心身の調子が落ちていくこともグリーフの一つです。私が最初に体験したグリーフがまさにそうでした。
「グリーフ」と一言で言っても、様々な喪失体験がありますし、一人ひとりのグリーフはそれぞれに異なるものです。他の人と比べることなく、安心してご参加いただける場所と空間をつくりたいと考えています。
グリーフケアカフェでは、ファシリテーターを務めますが、普段は会社員をしながら「いのちの相談」窓口のボランティアとしても活動も行っています。そこでは、年間100件以上の相談を受けています。

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