3月9日の午前1:15頃、約12年一緒に暮らしてきた我が家の猫(にゃんちゃん)が、心筋症で亡くなりました。
私たち夫婦にとってかけがえのない存在だったにゃんちゃんを突然失ったことによる喪失感と哀しみは、想像以上に大きなものでした。
もっとこういうことをしてあげればよかったとか、いろんな後悔もあります。
3月9日、10日は、私たち夫婦とも以前から決まっていた行事が入っていて、哀しみに浸る余裕がなかったことが、逆によかったと思えるほどでした。
3月11日の午前中に、訪問ペット火葬の会社さまに来ていただき、にゃんちゃんとこの世でのお別れをしました。
訪問ペット火葬のご担当者さまは、私たちに寄り添ったお言葉を掛けていただき、とてもありがたかったです。
私は午後から仕事に行き、妻はその日夜勤で、怒涛の3日間となりました。
仕事から帰宅後、睡眠をしっかりとれていなかったこともあり、少し仮眠していました。
起きると、妻からLINEが来ていることに気づきました。
『虹の橋』という詩を送ってくれていました。
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虹の橋
天国のちょっと手前に
虹の橋と呼ばれる場所があります。
この世界で誰かと特に親しかった動物は死を迎えると、虹の橋に行くのです。
そこには親しかった彼らのために用意された草地や丘があり、
動物たちは一緒に走ったり遊んだりできるのです。
豊富な食べ物に水、お日様の光があり、
動物たちは暖かく心地よく過ごします。
病にかかったり年老いた動物たちは皆、健康になって元気になります。
傷ついたり不自由な体になった動物たちも、また元通りになって力強くなります。
まるで、過ぎ去った日々の夢のように。
動物たちは幸せで充実していますが、一つだけ小さな不満があります。
みんな、とても特別な誰かと、残してきた誰かと会えなくて寂しいのです。
彼らは一緒に走ったり遊んだりしています。
しかし、ある日、一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、身体はしきりに震え出します。
突然、彼は群れから離れ、緑の草を速く、速く飛び越えて行きます。
彼はあなたを見つけたのです。
そして、ついにあなたとあなたの特別な友だちが出会うと、
再会の喜びにあなたは抱き合います。
そして二度と離れることはありません。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは両手で再び最愛の友の頭をなで回します。
そして、あなたは信頼にあふれる友の眼をもう一度覗き込みます。
その瞳は、長い間あなたの人生から失われていたものですが、心から決して消え去りはしなかったものです。
それから、あなたは虹の橋を一緒に渡って行くのです。
(作者不明)
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この詩を読んだ後、さっき仮眠していたときに夢を見ていたことを思い出しました。
その夢というのは、とても大きな猫が私の胸に飛び込んできて、最初は体が大きかったので犬かと思ったのですが、顔を見ると猫で、そのときにゃんちゃんだと分かったのですが、私の顔をペロペロ舐めてくれている、そんな夢でした。
我が家のにゃんちゃんは、みんなに「おっきな猫ちゃんだね」と言われるくらい立派な骨格をしていました。
にゃんちゃんのあの世での魂としての姿は、とても大きな猫なのかもしれません。
とにかく、元気な姿で夢に出てきてくれたことに、安心しました。
3月20日開催の「グリーフケアカフェ」のお話会のときに、少しだけこの話をさせていただきました。
グリーフケアカフェの途中、雨が降っていたようでしたが、終了したときには雨は止んでいて、空には虹がかかっていたそうです。
にゃんちゃんとは、運命的な出会いで我が家に来てくれた猫で、神様からのギフトでした。
たくさんの癒しと幸せを与えてくれて、ほんとうにありがとう。
私たちが向こうに帰ったときに、また会える日を楽しみしています。
そのときまで、私たちがまだまだやるべきことがあるので、できるだけのことを精一杯がんばりたいと思います。